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「名」という字は、夕の口と書く。

祖母の三回忌でお坊さんの話を聞いた、いつもはふ~んと思いながら聞いているのですが、その中の一節に上の言葉が出てきました。
もしかしたら、普通に知られていることなのかもしれませんが、聞いてちょっとドキッとしたので
本日はなんとなく駄文メモ。

太陽の光によって明るくなってくると、人間は眼のなかに万物が飛び込んできて、視界が広がってゆく。
だが、太陽が沈み、光を失ってものを見ることができなくなってきたとき、黒い闇の世界へと入ってゆく。
闇は恐怖の世界であり、人の生涯にたとえるなら、生から死の世界に入ることを意味する。

『日本の色辞典 吉岡幸雄』
上記は私のお気に入りの本からの抜粋ですが
そんな死の刻、暗闇の時刻、「夕」の刻、に「口」で発する言葉が「名」となったのだそうです。名を得る事によって、有形、無形のモノ、輪郭の無い死の空間が命を得ていく。
自分の中に作られた名(言葉)はとても、仔細の部分まで見え。そうでなく、人から与えられと名(言葉)は、輪郭こそ見えこそすれ、非常にぼやけてしか見ることができない。
一つの情景を描き出すのに、名(言葉)で描かれた情景は、非常に仔細に描かれた部分ととてもあいまいな部分を持ち合わせ、その仔細な部分と、非常にあいまいな部分が同居したその様はとても、人の描く「絵」に似ている気がします。
言葉(名)と絵が同じ場所いる。そう考えるとなんだか面白い。

名をつけること、絵を描くこと。
名と絵の間=ナマエ
「名前」って大事だなとは前から思っていたけど、夕の口と聞いてますます、好きになったかも。


って相変わらず、書きなぐりの散文ですけど…m(_ _)m




background image : irradiance map(LB casa)
_その名前/ 06.02.05 23:51/ Talk & Comment 0 / TB_url 0
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