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以前の記事にも書いたように、岡本太郎の太陽の塔の内覧会に参加した。
万博公園の駅へ降り立ち、EXPOランドを目にしたその瞬間、浦沢直樹の『20世紀少年』で描かれる
「ともだち」の世界と重なった。
あの漫画で描かれるうそ臭さに満ちた「ともだち」の世界は本当に存在していたんだなと実感。
軽く感動を覚える。

人気の無い遊園地ほど不気味で胡散くささの漂う空間もそうそう無いだろうから 後々立ち寄りたいなぁ と思いつつ、
ホテルで内覧参加のチェックを済ませ太陽の塔へ向い、内覧会に参加。
実のところ、このツアーに参加する前には、太陽の塔みた後の感想は恐らく
「太陽の塔」の力強さを大きさを、岡本太郎の凄さを再確認することになるだろうと予測していた。
しかし、そこで感じたのは意外にも、太陽の塔の力の無さだった。
否、確かに太陽の塔は力強くその場所に立っているように思えた。
そして、建っていた。

だが、塔をまじまじ観察にするにつけ、なぜか少しずつ違和感を覚え始めたのである。
何かが違う。

建っているのに、あんなに大きいのにどこかしら虚無感というか空っぽな感じがするのである。
内覧会が終了し、過去(大阪万博時)の展示などの内容を聞き外へ出て振り返ってみた瞬間
何故、空っぽな感じがしたのかを理解した気がした。
マスとして存在する太陽の塔の最上部につけられた「顔(フェイス)」は顔ではなく「面(マスク)」だったのだ。
しかも、首の無い塔の先は青く着彩され、空の青に溶け込んでいる。
首が無い。
まるで、牛の首であり、シシガミであり、顔無し である。
無の塊。
こんなに、モノとしての存在感があるのに(顔が)無い。これが私の感じた太陽の塔でした。

EXPO(のために構築されたモノ)=(日常から乖離するため、新たな自分を演じるための)仮面
そんな図式が頭をよぎる。

当たり前といえば当たり前の結論を教えてくれたのは他ならぬ太陽の塔(建築であり、舞台装置)でした。
役を演じきり、舞台を成功させた大阪万博に乾杯!

*字ちっちゃくてごめん。そして、やっぱりいいのでぜひ一度見ることをおすすめしてみる。
_ともだち・仮面・亡霊/ 06.01.05 00:14/ Talk & Comment 0 / TB_url 0
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